Wnt10bで髪の悩みを解決!発毛促進と白髪予防に効果的なタンパク質の秘密

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髪の悩みを解決する魔法のタンパク質があるとしたら、あなたは信じますか?

実は、そんなタンパク質が存在するのです。

その名もWnt10b。

今回は発毛促進と白髪予防に効果的なこのタンパク質について、詳しく解説します!

ハゲの軌跡に迫る、究極の発毛ドキュメンタリーサイトの主役を務める羽毛田 恵夢(43)です。

羽毛田 恵夢

「はねげだ めぐむ」と読みます。(「ハゲた」ではありません!)

ハゲ治療の最前線に立ち、この身をもってエクソソーム薄毛治療に完全密着してハゲが発毛する奇跡を追求するため、様々な情報を吸収しながらこの記事を書いています。

目次

Wnt10bとは発毛と白髪に効果があるかもしれないタンパク質

Wnt10bとは、毛包の発達や再生に重要な役割を果たすタンパク質の一種で、Wntシグナルと呼ばれる細胞間のコミュニケーションの仲介物質であり、毛包幹細胞や色素幹細胞の活性化や分化に関与しているそうです。

では発毛と白髪には、Wnt10bがどのように関係しているか、素人なりにまとめたので紹介します。

そもそもタンパク質ってなに?

タンパク質とは、生物の細胞や組織を構成し、様々な生命活動に関わる大きな分子です。

タンパク質は、アミノ酸という小さな分子が長くつながった鎖状の構造をしています。自然界には20種類のアミノ酸があり、その組み合わせによって無数のタンパク質が作られます。

タンパク質は、その形や機能によってさまざまな種類に分けられます。

代表的なタンパク質の種類とその役割は以下の通りです。

  • 抗体
    免疫系の一部として、異物や病原体を認識して結合し、除去する役割をします。
  • 収縮性タンパク質
    筋肉や細胞内の運動に関与するタンパク質で、収縮や弛緩を繰り返すことで力を発生させます。例えば、アクチンやミオシンがこれにあたります。
  • 酵素
    化学反応を触媒するタンパク質で、代謝や合成などの生命現象を促進します。例えば、アミラーゼやラクターゼがこれにあたります。
  • ホルモン
    細胞間の情報伝達を担うタンパク質で、血液やリンパ液などに溶けて運ばれ、特定の受容体に結合して生理的効果を引き起こします。例えば、インスリンや成長ホルモンがこれにあたります。
  • 構造タンパク質
    細胞や組織の形や強度を保つタンパク質で、コラーゲンやケラチンなどがこれにあたります。
  • 貯蔵タンパク質
    栄養素やエネルギー源として利用されるタンパク質で、卵白やカゼインなどがこれにあたります。
  • 輸送タンパク質:物質の移動を助けるタンパク質で、血液中の酸素や鉄などを運ぶヘモグロビンやトランスフェリンなどがこれにあたります。
  • シグナルタンパク質
    細胞間の情報伝達を担うタンパク質で、分泌されて他の細胞の受容体に結合して生理的効果を引き起こします。

なお、Wnt10bタンパクはシグナルタンパク質の一種で、球状タンパク質に属します。

球状タンパク質は、コンパクトで球形に折りたたまれたタンパク質で、水溶性が高く、酵素やホルモンなどの機能を持ちます。Wnt10bタンパクは、Wntシグナル経路という細胞内の分子機構を活性化させることで、毛包や骨などの発生や分化に関与します。

Wnt10bと発毛の関係

発毛については、Wnt10bは毛包の成長期において毛包細胞の増殖を促進することが実験的に示されています。また、Wnt10bはミノキシジルという発育毛剤の効果を高めることも報告されています。

振動胞に対するAdWnt10bの効果
A)基礎培地(コントロール);(B)AdWnt10b処理。(C)AdGFP処理;(20×拡大)。(D)異なる処理による毛軸成長の解析;(n = 12);d:日数。

画像引用:https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC7000364/figure/F1/

これらのことから、現在、Wnt10bは発毛を促進する因子と考えられています。

Win10bと発毛の関係を端的にまとめると以下の通りです。

  • Wnt10bは、Wntシグナルという細胞間のコミュニケーションに関わる分子のひとつです。
  • Wnt10bは、毛包幹細胞と色素幹細胞という毛髪の再生に必要な幹細胞の活性化に重要な役割を果たします。
  • Wnt10bは、毛包幹細胞から分泌され、毛包幹細胞と色素幹細胞の両方でWnt/β-カテニンシグナル経路という分子機構を活性化させます。
  • Wnt/β-カテニンシグナル経路の活性化により、毛包幹細胞は毛髪に分化し、色素幹細胞は色素細胞に分化します。
  • Wnt10bは、マウスやウサギなどの動物モデルで、毛髪の成長期を促進し、毛髪の長さや太さを増やすことが実験的に示されています。
  • Wnt10bは、ヒトの頭髪でもWnt/β-カテニンシグナル経路を活性化させることが示唆されていますが1、発毛剤としての効果や安全性はまだ確立されていません。

wnt10bについて、より深い情報をお探しの方、正確な情報を得たい方はページ下部に情報源としてURLを記載していますのでよろしければご覧ください。

Wnt10bと白髪の関係

白髪については、Wnt10bは色素幹細胞の分化を誘導することで、色素を含む毛髪の再生を可能にすることが示されています。しかし、Wnt10bが過剰に活性化されると、色素幹細胞が早期に枯渇し、白髪を引き起こす可能性があります。したがって、Wnt10bは白髪の予防や改善には適切な量が重要であると言えます。

実験から提唱されたモデル
色のついた毛は,1)毛包幹細胞からWntリガンドが分泌され,毛包幹細胞と色素幹細胞とでWntシグナル経路が同時に活性化する,2)毛包幹細胞から分泌されたEdnにより色素幹細胞が増殖する,3)Wntシグナル経路の活性化により色素幹細胞が分化し,毛包細胞から分化した毛の細胞に色素をわたすことにより再生する.

画像引用:https://first.lifesciencedb.jp/archives/3075

Win10bと白髪の関係を端的にまとめると以下の通りです。

  • Wnt10bは、毛包幹細胞と色素幹細胞という毛髪の再生に必要な幹細胞の活性化に重要な役割を果たします。
  • Wnt10bは、毛包幹細胞から分泌され、毛包幹細胞と色素幹細胞の両方でWnt/β-カテニンシグナル経路という分子機構を活性化させます。
  • Wnt/β-カテニンシグナル経路の活性化により、毛包幹細胞は毛髪に分化し、色素幹細胞は色素細胞に分化します。
  • しかし、Wnt10bを色素幹細胞に特異的に発現させる遺伝子操作を行ったマウスでは、色素細胞の分化が過剰になり、早期の白髪が発生したことが報告されています。
  • これは、Wnt10bが色素幹細胞の増殖と分化を同時に促進することで、色素細胞の寿命を縮める可能性があることを示唆しています。

以上のように、Wnt10bは発毛や白髪に関係するタンパク質であることが分かります。

しかし、Wnt10bの働きはまだ完全に解明されているわけではなく、今後もさらなる研究が必要だというのが研究者達の一般的な見解です。

現在私がM字ハゲの治療で受けているエクソソーム発毛治療安全性や効果が保証されているわけではありません。

現時点では将来的な不都合が生じる可能性があるので、素人の私としては皆さんには客観的な情報提供ができればいいなと思っています。

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Wnt10bまとめ

Wnt10bは、発毛に関与する遺伝子であり、毛包の発育と毛周期の調節に重要な役割を果たしています。

  1. Wnt10bの発見
    Wnt10bは、Wnt遺伝子ファミリーの一員であり、1999年に初めて特定されました。その後の研究で、Wnt10bが発毛に関与していることが明らかになりました。
  2. 毛包の発育促進
    Wnt10bは、毛包の形成と発育を促進する役割を果たしています。Wnt10bが適切に発現されると、毛包の細胞分裂が活性化し、新しい毛髪が成長するための土台が整います。
  3. 毛周期の調節
    Wnt10bは、毛周期の異なるフェーズ(成長期、退行期、休止期)の調節にも関与しています。Wnt10bのシグナルは、成長期の延長と退行期の短縮を促し、健康な毛周期を維持する助けとなります。
  4. Wnt10bの欠乏と薄毛
    Wnt10bの発現が低下すると、毛包の発育が妨げられ、毛髪の成長が遅くなったり、薄毛や抜け毛の問題が発生する可能性があります。Wnt10bの欠乏は、遺伝的な要因や他の環境要因によって引き起こされることがあります。
  5. Wnt10bの研究と治療への応用
    Wnt10bに関する研究は、薄毛や抜け毛の治療方法の開発につながる可能性があります。Wnt10bを増やすことで、発毛を促進する治療法の開発が進められており、将来的には薄毛治療や毛再生の手段として利用されるかもしれません。

総じて、Wnt10bは発毛において重要な役割を果たしており、毛包の発育と毛周期の調節に関与しています。Wnt10bの欠乏は薄毛の原因となる可能性があり、Wnt10bに関する研究は将来の薄毛治療や毛再生の手段としての応用が期待されています。しかし、現時点ではWnt10bを直接的に利用した治療法は開発されていません。

また、Wnt10b以外のWnt遺伝子も発毛に関与していることが知られています。例えば、Wnt7aWnt3aも発毛に重要な役割を果たしていると考えられており、これらの遺伝子の活性化やシグナル経路の調節を通じて、発毛を促進する研究も行われています。

wnt10bについて、より深い情報をお探しの方、正確な情報を得たい方はページ下部に情報源としてURLを記載していますのでよろしければご覧ください。

Wnt10bが含まれる発毛剤はある?

あたり前といえばあたり前なのですが、現在発毛剤にWnt10bが配合されているものはありません。

Wnt10bは発毛や育毛に重要な遺伝子のひとつですが、現在のところ発毛剤の成分として認められているのはミノキシジルフィナステリドデュタステリドの3つだけです。

これらの成分にはそれぞれ副作用のリスクがありますのでご注意ください。

発毛剤を選ぶ際には、自分の症状や目的に合わせて適切なものを探すことが大切です。

例えば、男性型脱毛症であればミノキシジルやフィナステリドが有効ですが、女性型脱毛症や円形脱毛症では効果が期待できません。

また、発毛剤だけではなく、頭皮環境の改善や生活習慣の見直しも重要です。

発毛剤の選び方や効果のあるおすすめ商品は調査次第別ページにて紹介しようと思います。

この記事で参考にした情報源

私がこの記事を書きあげるのに参照した引用元です。何度も読み返してから投稿していますが、正しく情報が読み取れずに記事にしている可能性は否定できません。ご自身で直接参照元をお読みいただくことをお勧めします。

毛包幹細胞と色素幹細胞との協調的なWntシグナルの活性化により色素をともなう毛の再生が起こる

この文献は、Wnt10bというタンパク質が毛包幹細胞と色素幹細胞との協調的なWntシグナルの活性化により色素をともなう毛の再生を促進することを示した研究について紹介している記事で、以下のような内容が示されています。

  • Wnt10bは、毛包幹細胞から分泌され、毛包幹細胞と色素幹細胞の両方でWnt/β-カテニンシグナル経路を活性化させることで、毛包幹細胞は毛髪に分化し、色素幹細胞は色素細胞に分化することがマウスで実証された。
  • また、Wnt10bを色素幹細胞に特異的に発現させる遺伝子操作を行ったマウスでは、色素細胞の分化が促進され、早期の白髪が発生した。
  • これらの結果は、Wnt10bが毛包の再生過程においてWntシグナルが毛包幹細胞と色素幹細胞との協調的な挙動を可能にする分子機構としてはたらいていることを示している。

https://first.lifesciencedb.jp/archives/3075

Wnt10b promotes growth of hair follicles via a canonical Wnt signalling pathway

この文献は、Wnt10bというタンパク質が毛包の再生に必要なWntシグナル経路を活性化させることをマウスで実証した研究レポートで、以下のような内容が示されています。

  • Wnt10bを毛包幹細胞に特異的に発現させる遺伝子操作を行ったマウスでは、毛周期が短くなり、毛髪の成長が促進された。
  • 逆に、Wntシグナル経路を毛包幹細胞に特異的に抑制する遺伝子操作を行ったマウスでは、毛周期が長くなり、毛髪の成長が抑制された。
  • これらの結果は、Wnt10bが毛包幹細胞の活性化と分化を誘導し、毛髪の再生を促進することを示している。

Wnt10b promotes hair follicles growth and dermal papilla cells proliferation via Wnt/β-Catenin signaling pathway in Rex rabbits

この文献は、Wnt10bというタンパク質がレックスウサギの毛包の再生と真皮乳頭細胞の増殖に影響を与えることを実験的に示した研究レポートで、以下のような内容が示されています。

  • Wnt10bを発現させる遺伝子組換えウイルスを毛包に感染させたところ、毛髪の長さや太さが増加し、毛包の成長期が延長された。
  • 逆に、Wnt/β-カテニンシグナル経路を阻害する薬剤を毛包に処理したところ、毛髪の長さや太さが減少し、毛包の成長期が短縮された。
  • また、Wnt10bは真皮乳頭細胞の増殖を促進し、細胞周期のG1/S期への移行を誘導した。これらの効果はWnt/β-カテニンシグナル経路の活性化によるものであった。
  • これらの結果は、Wnt10bがレックスウサギの毛包の再生と真皮乳頭細胞の増殖にWnt/β-カテニンシグナル経路を介して作用することを示している。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC7000364/

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31961392/

https://portlandpress.com/bioscirep/article/40/2/BSR20191248/221920/Wnt10b-promotes-hair-follicles-growth-and-dermal

その他

タンパク質について比較的情報がまとまっているページです。このページでは重要な情報ではないのでタンパク質について興味がある方は以下のページを参照すると良いかと思います。

タンパク質の定義、構造、分類、機能、栄養価、研究史などについて解説しています。

  • タンパク質は生物の細胞や組織に不可欠な高分子であり、アミノ酸という単位からなる鎖状の構造をしている。
  • タンパク質は種や器官によって異なり、同じ種でも個体差がある。
  • タンパク質はその形や機能によって球状タンパク質、線状タンパク質、膜タンパク質などに分けられる。
  • タンパク質は細胞内でアミノ酸の順序を決める遺伝子の情報に基づいて合成される。
  • タンパク質は生命活動に必要な化学反応や物質輸送、免疫防御、細胞分化などに関与する。
  • タンパク質は食物から摂取することができ、人間にとって必須のアミノ酸が9種類ある。
  • タンパク質の研究は19世紀初頭に始まり、20世紀にはタンパク質の構造や機能の解明が進んだ。現在ではタンパク質工学やタンパク質設計などの分野が発展している。

https://www.proteinatlas.org/ENSG00000169884-WNT10B/subcellular

https://en.wikipedia.org/wiki/WNT10B

https://en.wikipedia.org/wiki/Protein

Protein | Definition, Structure, & Classification | Britannica

Protein: What It Is, Types, Uses, Needs, Deficiency (verywellhealth.com)

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